旅773日目 : 洞窟ホテルのハネムーンスイート
カッパドキアの不思議な岩たちは、近年まで住居として使われていた。この辺りはあちこちの岩山や崖に無数の住居跡が残っており、それをオシャレに宿泊施設にしてしまったのがカッパドキア名物の"洞窟ホテル"なのである。ギョレメから岩城の城下町ウチヒサールに移動して、僕らはこの洞窟ホテル (ハネムーンスイート) に思い切って泊まってみることにした。名物ホテルだけあってお値段少しお高めなのだが、どうしても泊まってみたかった。ハネムーンが8年目だということは内緒にしてハネムーンだと言い張った。8年間、世界中で何回おめでとうと言われただろう。そんなことは置いといて、この地下のホテルは最高だった。地下は温度がある程度一定で、夏は涼しく冬は暖かい。湿気は溜まりやすいが、乾燥しているカッパドキアではそこまで問題にならない。何より不思議な空間の居心地が思いの外よくて、ちょっとドワーフにでもなった気分にもなる。ここウチヒサールの街は岩山の城に沿って作られていて、こじんまりしてるが非常に雰囲気も良い。ホテルからはギョレメの街が一望でき、早朝に昇る気球が全部見える。最高の街はここにあった!ちなみに僕らの泊まったこのハネムーンスイート、シーズンにもよるがこの時たったの7000円。
Tabi
18,22