旅770日目 : ギョレメの街の大冒険
カッパドキアは世界複合遺産。1000件以上もある世界遺産の中で、文化と自然、両方の項目が適用されたこの複合遺産というのは、世界で40件に満たないのだそうな。それもそのはず。雨風で削られて出来た、何とも不思議で奇怪で可愛らしい岩がそこら中に立っている上に、そこに4000年以上の人間の歴史があるカッパドキア。ヒッタイト、ペルシア、ローマにオスマンと歴史に流され、カッパドキア自体が王国だった時期もあった。その歴史の中で、奇怪な岩は住居として使用され続け今最強の観光地としてトルコ共和国の最大の見所になっている。この街自体が貴重なギョレメは、街全体がアミューズメントのようだとも言えると思う。ホテルを出て三分も歩けば童話の世界に突入する。そこら中に立っている不思議な岩に、小さな窓がいくつもある。ああメルヘンだ。崩れやすい白い土を登ったり降りたり、ちょっと岩の家に入ってみたりして、街はずれを散策するだけでワクワクの大冒険なのだ。いくら歩いても飽きない。ああ楽しい、本当に楽しいギョレメライフ。見所がめちゃくちゃ点在しているカッパドキアの観光で、このギョレメの街の周りを散策するだけで丸一日楽しめる。
Tabi
18,22