雨にも風にも砂にも負けて、夫婦ふたり本気で泣いた砂漠の撮影。こんな過酷過酷過酷な場所に生きる人と動物たちに、すごいなぁと心から思った。同じモロッコの国土でも、北部には、緑が美しい穏やかな風景が広がっていて、そっちに住んだほうがいいじゃん!て、勝手に思ったりするのだけれど、砂漠に住むベルベルの人たちは、「砂漠好きか?」と誇らしげにサハラを説明する。出会った動物たちも、苦労してるんだぜ?オーラは見せずに、坦々と足跡をつけながら砂漠を動き回っていた。彼らは、この環境で生きるすべを持っているし、なんというか、自然の大きさに逆らわずに生きていて、生きるということそのものが、東京で暮らしていた僕たちとは、ちょっと違う気がする。僕たちが違う方向に進んでしまっているのかもしれないけれど。うまく言えないが、何だか大切なことを見せつけられている気がして、もうちょっと良く考えてみたいなと思ったサハラ砂漠。
Timelapse of Sahara. At the full moon. It was windy, and cold a bit. Can't open eyes because of sands, But I wanted to open my eyes forever.
music by KAGINONE (Tokuro Oka | Kenji Yasuda)
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