モロッコは日本でなかなかなじみのないイスラム教の国家。街中で布を敷いてお祈りする人たちはたくさんいるし、パンをちぎる時に使うのは右手だけ。女の人はやはりエキゾチックな服装をしているし、レストランでお酒は売っていない。定刻に爆音で始まるアザーン(礼拝への呼び掛け放送)は、街じゅうにあるそれぞれのモスクから流れ出し、その内部に異教徒は基本入れない。日本でいうお寺のようなものだけれど、イスラムの人々がとても大切にしている場所。そんなモスクの建築様式は独特で、入ることの出来ないその内部は、実は素晴らしいものらしく、神学校だった建物なら見えるとの情報をヨメがゲットし、行ってみる。派手さはなく、でも精巧に作られた造形は、何だか渋くセンスよくまとめ飾られている。日本人好みな気がする作りだと感じる。外壁はただのカベなのに、内部をひっそりと飾るこの感じ、じわじわとイスラムの人々の考え方が伝わってくるように思えた。
Ben Youssef Madrasa is old Islamic seminary. Outside is just wall, but you will see beautiful architecture when you go inside. Cool.