サドゥーと呼ばれる人たちがいる。ヨガの修行僧で、かなりストイックな人々。サドゥーになるのは並大抵のことではないらしく、インドでも尊敬される存在なのだそうだ。住所を持たず、なんなら衣服も持たず、俗世を断ち、苦行し瞑想し、解脱を目指す。観光客狙いの偽サドゥーもいるが、リシュケシュの街には、見た目だけでそれとわかるディープなおじさんがたくさんうろうろしている。そんな高貴なオレンジのおじさんたちが一堂に会したこの日は、ヨメが学ぶアシュラムヨガ道場の何十周年かの設立記念日。サドゥーの方々を招いて、記念日を祝う特別な日。朝からいつもより豪華なご飯を用意し、たくさんのおじさんを修行者の一員であるヨメがもてなす。ヨメ曰く、サドゥーは「みんな優しいおじさん」だったそうな。
Tabi
30,25