言葉なんて分からなくても旅は楽しめる。そう思う。事実、中学生以下だった英語力で旅した初めての東南アジア旅行は、そのせいで今も旅してしまっているほどに、楽しかった。タイ語もラオス語もベトナム語もクメール語もサッパリ全く全然分からなく、旅行者相手に話してくれる現地のひとの英語も笑えるぐらいに分からなく、まるで赤ちゃんのようだった僕は、表情と身体で伝えることしか出来なかった。でも本当に楽しかった。そしていま。英語はそれなりに大丈夫になり、スペイン語圏ばかりの旅前半は、グアテマラで教えてもらった先生のおかげで何とかなった。20歳そこそこの時のアジアの旅と比べて、今も昔も旅の楽しさは変わらない。ただ、少しだけ、多くのことを知れるようになったかもしれない。現地の人と話すとき、その国の人々は何で笑うか、何を大事にしているのか。その国の価値観みたいなものが、言葉の表現の仕方に感じれることも、ある気がする。そんなことを思いながら、モロッコ。フランス語とアラビア語、再び赤ちゃんに戻ってしまった僕だけれど、ちょっとずつ、覚えられたらいいなと思う。
Satoko tries to speak Arabic. We don't have to speak each language at each country. But we know if we can do this, The journey going to be amazing experience.