目黒区にあるアンティークショップに通っていた時期がある。そのお店は、よく手入れされたヨーロッパの古い机や椅子や照明がオシャレオツに飾られていて、値札ひとつに1ガチョンを付けたくなるような値段で強気な営業を展開していた。でも、無茶苦茶欲しいものばっかりだったし、やっすい小物なんかを無理して買ってみたりした。ブエノスアイレスに続き、ヨーロッパでも必ずアンティーク的なものを買おうと心に固く誓って降り立ったフランクフルトのフリーマーケットは、ざっくばらんなフリーマーケットだけど、たまにアンティークのものやヨーロッパっぽいものが売っていて、ここぞとテンションがあがる。いちいち目黒の店で買ったらいくらくらいだろうななんて、勘定しながらの物色ウキウキは楽しめる。意外といろいろ安いのだ。100年前の商店の店名スタンプとか、記念品のような鉄の壁掛け皿とか、ウチの母にはくだらないと間違いなく怒られるレベルの商品をいくつか買ってみた。そして、実はドイツ来訪の目的のひとつだったドイツ製カメラを買ってしまった。ユーロ安の恩恵も多々あり、カッツカツな僕らでも買えるほどに安いのには本当に驚いた。いやしくも価格.comで検索してみると5倍の値が付いているじゃないか!こりゃ儲かるぞ、なんてちょっと思ったりしながら、夢は世界中の古いものに囲まれた部屋でコーヒーを飲むことにしようと、決めました。
A flea market in Frankfurt. We are looking for the old camera made in Germany and we got. these guys are cheap. Four times the price when I bought in Japan. whoa.