アルプス山脈の境目にあたるこの場所は、朝晩は少し冷え、昼間は暑い。山の天気は変わりやすくて、さっきまで真っ白だった景色は夕日が落ちるともに、晴れていった。ヨーロッパらしい景色。ドイツの自然はどこか、綺麗に手が加えられていて、日々暮らしながら見る風景を大切にしているのだろうと、なんだか思った。何もない空き地にも花が植えられていて、それが街の景観に一役買っていたりする。遠くまで続くやわらかな黄緑は、時間が経つごとに色を変えていって、ところどころに立つ木々は陰を伸ばしていく。そこにいる牛の首にぶら下がったベルの音だけがアルプスに響いて、激しく聞こえるとケンカか交尾かと気になってしまう。こういう世界もあるんだなぁ、これがヨーロッパなんだなぁ。ひたすら景色を眺める一日。2時間で飽きる。
We were camping at top of the mountain. Amazing view for all day. Really chill.