早朝から、村のヘリポートにヘリが降り立つ。おそらく高山病になってしまった人を迎えにきたのだと思う。ゆっくり高度をあげていても、体質や体調で高山病になってしまうことはあるそうで、そうなったら直ちに高度を下げなければいけない。宿の看板には"wifiアリ"の表示に並んで"ヘリサービスあり"の表示も書いてあるほどに、高山病になることは多いみたいだ。ベースキャンプまで登りきれるか俄然不安になりつつも、今日は4000mを超える。アメの袋はパンパンになり、森林限界に入り風景が一変した。荒々しい荒野を歩きながら、次の町ディンボチェへ向かう。
Tabi
32,26